Jupiter Images
2020/08/29(UTC)

 

by M. Murakami

八月には暑い晴天が続いて、いて座にある木星・土星を始め、接近中の火星など観測対象が多かった。
この日は夕食後の木星から始めて、午前1時まで火星を撮影した。シーイングは6-7/10と良く、透明度は3-4/5だった。

SSTZ(南南温帯)には、白斑(WS)の、A7とA8が見えている。
南赤道帯組織(SEBs)と中央組織(SEBc)には濃度があるが、南赤道帯北組織(SEBn)は途中から細くなっている。
EZ(赤道帯)では、EZs(南組織)が、明るく青味が感じられる。 EZn(北組織)にはNEBsの青黒い暗部から伸びるいフェストーンが判る。
北赤道縞(NEB)には、内部に斜めに走る割れ目(rift)が、いくつか明るく見えている。北縁には寿命の長い白斑の一つ(WSZ)が見えている。
北温帯稿擾乱(NTBs jetstream outbrwak)に伴う白斑の見えている木星面でない。北温帯稿(NTB)は暗く目立つようになってきている。
第三衛星ガニュメデの影が本体を通過中。木星面通過を終えた本体は外側に離れていて、第一衛星イオと並んでいる。

画像をクリックするとR・G・B・IRの全画像が出てきます。単光色画像は80%に縮小してあります。