Jupiter Images
2020/10/01(UTC)

 

by M. Murakami

この日は久しぶりで夕方の晴天となり、お月見かたがた、木星を撮しました。
モニター上でも、R・IR光で、大変濃い模様が、NEBsに見えて少し慌てました。
月惑のページで確認すると、大分前から青味の強いところが見えていて、突発的なものでないと判り安心しました。

月惑のページの記事によると、北温帯稿擾乱(NTBs jetstream outbrwak)は、
九月になって別の二箇所でも発生して白斑(leading spot)の活動を見せました。
後発の白斑は、先行する暗斑群に追いつくと、白斑は消滅してしまい、
十月には、始めに発生したものだけがが残っているだけとなりました。中旬にはその白斑も消滅したと言うことです。
今回の画像の経度では白斑は写っていません。残された暗斑は連なって、濃化した北温帯稿(NTB)として見えています。

今回も、大赤斑が見えている経度ですが、七月の衝から二ヶ月以上過ぎて一回り小さくなったことで、写りが悪くなっています。
火星の撮影のために、青色光の別のフィルターを入れてあるので、B画像が二種類あります。

画像をクリックするとR・G・B・IR・B2の全画像が出てきます。