Jupiter Images
2021/06/08(UTC)

 

by M. Murakami

今期二回目の撮影となる。関東はまだ梅雨入りしていないが、動きの遅い高気圧の圏内に入り晴れ間が拡がった。
風も弱く、シーイングも良く、梅雨の晴れ間の観測となった。南中前で、高度は40度ほどであった。


木星面は、大赤斑の後方の様子である。朝縁からは永続湾BAが出て来るところである。
SEBは南組織が濃く凹凸が多く見られている。北組織は細く目立たない。
EZにはEZBが濃く見えていて、北側が赤っぽく薄暗い。
NEBは南組織は濃く見えているが、北組織は淡化しつつあり、いくつかの濃い部分はBargeと呼ばれるところである。
昨年活動的な現象が見られたNTBは、幅広のはっきりとしたBeltとして見えている。

画像をクリックするとR・G・B・IR・B2などの各単色光画像が出てきます。