Jupiter Image 2021/07/16 (UT)

by H. Kudo at Cairns, Australia

昨晩は今年初の惑星写真となりました。ほぼ8か月ぶりだったので 作業手順を忘れていたこともあり、練習程度のつもりでしたが、 大変良好なシーイングに恵まれました。撮影時もFireCaptureが ハングアップしたのかと思うほど惑星が止まって見えていたのには 私も驚きました。その後、夜半を過ぎて少し安定度が落ちたのですが、 木星の高度が上がって来たおかげて、右の16:34.1の木星が最高の 仕上がりとなりました。今回の2つの木星は最初と最後のコマなので、 中間も必要があればご提供します。

MM氏のコメント

by H. Kudo at Cairns, Australia, Edited by M. Murakami

惑星画像拝見しました。モニター上でとまって見えるシーイングはすばらしいですね。 うらやましい限りです。沖縄でもときどきあるというのは聞いています。 フィリッピンなとの亜熱帯でもあるとのことで、セブにいた阿久津氏などは、体験していることです。

シーイングの良い方の画像は大きな望遠鏡で撮した画像と同様の解像度が出ていると思えます。 沢山写しているとのことですので、展開図を作ってみてください。

今回頂いた画像に、今接近で見られている特徴ある現象をマークしてみました。

濃くなっているNTB が南北で色彩が違っているのも捉えられていると思います。

SEBs jetstream spots は、大赤斑の方に向かって移動しています。 解像度が落ちるとSEBsのこぶのように写りますが、実際はリング状になっています。

こちらも梅雨が明けて晴天傾向になってきて、同じ日に私も撮影しています。 シーイングは良くありませんでしたが、LRGB画像のテスト画像としての撮影でした。

L画像の出来が問題なので、スタックの%などを変化させて試しています。 L画像は5000frameのリミットで10msのシャッタースピードでの撮影です。