Jupiter Images
2021/07/24(UTC)

 

by M. Murakami

この日は、快晴で風なく穏やかな夜となった。満月が明るく、気温26℃、湿度80%。
シーイングは、6~5/10で細かいブレがあった。経度20度刻みで五回の撮影が出来た。

大赤斑の中央通過から隠れてゆくところまでが捉えられた。木星面には衛星イオ(Io)の本体と影が見えている。
本体はR・IR光では明るく目立たないが、G・B光では暗斑に見えている。合成像でも薄暗く認められる。

大赤斑の周囲の活動は変化しているようで、前方に伸びていた、南熱帯ベルト(STrBelt)は大赤斑の直前では目立たなくなっている。
後半には、SSTBに連続して並ぶ明班(AWO)が捉えられている。
淡化している北赤道縞北組織(NEBn)には濃いバージ(Barge)が二つ印象的に並んでいる。

画像をクリックするとR・G・B・IR・B2などの各単色光画像が出てきます。