Jupiter Images
2022/09/26(UTC)

 

by M. Murakami

今年初めての木星の撮影をした。木星が本日「衝」(14:37 UTC)となる記念に火星撮影の前に望遠鏡を向けた。
この日は木星が地球に最接近となる日でもあり(02:17 UTC)、3.953auまでの接近となった。
木星の近日点に近い接近で、視直径は49.9秒角まで大きくなっている。

木星面は、大赤斑が中央に見えている。昨年に比べて少し小さくなっているという。
今期も準循環気流が発生して、大赤斑前方に南熱帯バンド(STrB)が細く伸びている。
南南温帯稿(SSTB)の白斑はまだ存在して、大赤斑上の後方に写っているのはA2と思われる。
北赤道縞(NEB)は細くなっていて、赤道側にはフェストーンが青黒く見えている。北縁には白斑も認められる。
北温帯稿(NTB)は淡いが北北温帯稿(NNTB)は、はっきりと見えていて、
北半球高緯度は、その北の北北北温帯稿(NNNTB)で区切られている。

画像をクリックするとL・R・G・B・IR・B2などの各単色光画像が出てきます。