9/11-12の展開図

8/29-30の展開図

木星のNTBジェットストリームの速度を今回のアウトブレークの白斑の移動から求めてみました。

上図のKudoさんの9/11-9/12の展開図と、私が撮影し、作成したの8/29-8/30の展開図を見比べてみると、＃１の白斑のドリフトがわかります。この両図から、8/30-9/12の白斑のCM2経度差は、－163度となります。1日平均では、－12.5度となります。この値から、白斑の移動速度すなわちジェットストリームのスピードを求めると、秒速１67メートルとなります。このスピード値は、過去の計測値とほぼ同一となります。

なお、工藤さんも引用しているALPO-Jの水元氏の作成したドリフトチャートから、1日の移動経度を求めると、CM1で－4.9度となり、CM2では、さらに－7.6度なので－12.5度となりますので、上記と一致します。

水元氏のドリフトチャート

なお、NTBの緯度は23度として、赤道半径から木星を球体としてNTBの自転半径を計算しました。