火星 2018/07/15(UTC)

 

 

by M.Murakami

昨夜は風の弱い穏やかな晴天となり、火星の赤外光撮影を試しました。
この半球では、黄雲の影響が大きく、眼視観測ではほとんど濃淡は判りませんでした。

IRでは、ダストを透かして暗色模様が捉えられることが近着の画像で判っています。
撮影では、コントラストを上げるのに、ガンマは低くしてあります。実際はもっと淡いものです。

RGB画像と共に、WinJuposのグラフィック画像を並べてみました。白線で囲んだエリアに黄雲の影響が強く見られます。
IR, Wr47Bの画像は2x2ビニングで撮影しているので、画像サイズは小さくなっています。

画像をクリックすると、各フィルターで撮影した画像を見ることが出来ます。
地名の案内も入れてあります。Argyre I が、明るく自転と共に移動しています。南極冠の一部も明るく輝いています。