火星 2018/08/21(UTC)

 

 

by M.Murakami

衝を過ぎで火星の出も早くなり、早い時刻から撮影ができるようになってきた。
この日は短い時間だが間隔が揃った。火星面経度(ω)の5度違うものを三枚並べてある。

暗色模様の賑やかなところが廻ってきて、いろいろなところが見えている。
南半球には、Argyre(アルギュレ)がダストで明るく高緯度に丸い明部で見えている。夕縁ではHellas(ヘッラス)が隠れてゆく。
赤道帯では、S Sabaeus(シヌス・サバエウス)から S Meridiani(シヌス・メリディアニ)か゜パイプの形に見えている。
その右のMargaritifer S(マルガリティフェル・シヌス)との間が、ダストで明るく見えている。今回のダスト活動で変化が見られたところ。
北半球には、M Acidalium(マレ・アキダリウム)の北部に濃い暗部があり、凹みとして見えてきた。
同日の日本からの他の人の観測にも捉えられている。ダストの薄いところができて地表の濃いところが見えているものと思われる。

B光フィルターは、Schuler社のものを使用している。
画像をクリックすると、各フィルターで撮影した全画像を見ることが出来ます。