火星 2018/09/09(UTC)
九月になると秋雨前線の影響で天候不順となり、撮影のできないことが多く観測の間隔が開いてしまった。
この日も雲があって撮影間隔は一定にならなかった。同じ日のAsai氏の画像に続く画像になっている。
衝を過ぎてを一ヶ月たち、位相角も大きくなり、だいぶ朝方の北半球側の欠けが目立つようになってきた。視直径も20秒角を下回っている。
南極冠の融解も進んでいるが、この時期にはまだ南縁に見えている。
此の中央経度(ω)から見る南極冠は早く融解が進むところで薄くなってきている。
浮遊ダストもだいぶ薄くなり、南半球には暗帯が濃く判る。
M.Sirenum(マレ・シレナム)が、夕方に移動して、M.Cimmerium(マレ・キムメリウム)が中央に出てきている。
北半球は、暗色模様の少ないところだが、Phlegra(フレグラ)が認められるように思う。
終わりのIR画像にはElysium(エリシウム)の明るさが中央に感じられる。
B2 フィルターは、Schuler社のものを使用している。
画像をクリックすると、各フィルターで撮影した全画像を見ることが出来ます。
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