火星 2018/10/09(UTC)

 

 

by M.Murakami

この画像は、蓼科の15cmニュ-トン反射(大崎鏡)によるもの。 火星も7月末の最接近を過ぎて二ヶ月経って視直径もだいぶ小さくなっている。
台風24号が一日未明に直撃して、蓼科でも強風でロッカーが傾くなどの被害が出ていた。
五日から蓼科入りしたが、天候は不安定で、九日になってやっと撮影できた。 10:27GMTの南中を過ぎると木立に入っていって、インターバルの良い撮影はできなかった。
早く帰宅した淺井氏は、船橋の自宅で同じ時間にC11(28cmカセグレン)で撮影している。

南半球の暗帯は、M.Cimmerium(マレ・キムメリウム)からSyrtis Mn(シュルティス・ミノル)に続くもの。
途中でHessperia(ヘスペリア)の明るさで分断されている。欠け際にはSyrtis Mj(シュルティス・マイヨル)があるが暗くはっきりしない。
南には、Eridania(エリダニア)-Ausonia A (南アウソニア)-Hellas(ヘッラス)と、丸い大陸が連なっている。
その南の南極冠との間の暗帯は、M Chronium(マレ・クロニウム)とよぱれる。
北半球は、夕方にElysium(エリシウム)のあるところだが、明るさは捉えられていない。

B2 フィルターは、Schuler社のものを使用している。
画像をクリックすると、各フィルターで撮影した全画像を見ることが出来ます。