火星 2020/04/24 (UTC)
今接近の初観測となる。火星は、三月に「いて座」で木星と土星を追い抜いて「やぎ座」へ進んでいる。
視直径はまだ小さく、昇るのも遅く、夜明けの観測時間も少ない。高度も30度程しか上がらない。
この日は拡大率をあげてのテスト撮影。木星に次いでの撮影で、空は既に明るい。
暗色模様の多いところで、Wavelet処理をすると濃淡模様が出てきたので、強引にRGB合成処理をしてみた。
視直径(δ)はまだ7.3"と小さく、夕方側が大きく欠けている。眼視観測では南極冠以外は、ほとんど判らない。
南極冠が見えて、接して Depressiones Hellesponticae(ヘッレスポンティスの凹地)が濃く見えている。
Hellas(ヘッラス)も夕方側にやや明るく判る。その北には Syrtis Mj(シュルテイス・マイヨル)が写っている。
朝方にある S Meridiani(シヌス・メリディアニ)はハッキリしない。
画像をクリックすると、各フィルターで撮影した全画像を見ることが出来る。
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