火星 2020/06/28 (UTC)

 

 

by M.Murakami

梅雨空が続いて、だいぶ間隔が開いてしまった。この期間に蓼科合宿に参加したが、晴天の夜はなかった。火星はすでに「うお座」に入っている。
22日には、クサンテ(Xanthe)付近でダスト・イベントが起きたようだが、発生を捉えたはっきりした初期の画像が見られず、何時発生したかが不明である。
連日、晴れ間を待ったがなかなか晴れずに時間が経ってしまった。この夜も雲間の撮影で、IR画像撮影の途中でくもりとなり、1セットの撮影も出来なかった。

南半球には、ノアキス(Noachis)から、マレ・エリュツラエウム(M Erythraeum)・ソリス・ラクス(Solis L)にかけての暗部が拡がっているが、
白い点線で囲った、M Erythraeumの北部から、クリュセ・クサンテ(Chryse-Xanthe)にかけてがダストに覆われて明るくなっている領域と思われる。

画像をクリックすると、各フィルターで撮影した全画像を見ることが出来る。