火星 2020/08/21 (UTC)
この日は18日に発生した木星のNTBsアウトブレークの先行白斑を撮影した後での火星の撮影となった。
シーイングは7-8/10、透明度は3-4/5と良く、風も弱く快晴の空が続いて、20分インターバルで八回撮影が出来た。
火星面経度ωが10°ずつ変化するシリーズがセット撮影できた。
火星面は、マレ・シレーナム(M.Sirenum)からマレ・キムメリウム(M.Cimmerium)にかけての
南半球の暗帯が廻って行くところが捉えられている。南極冠の周囲にはマレ・クロニウム(M Chronium)がうす暗い。
北半球では、北縁近くにプロポンティスⅠ(Propontis I)の暗部があり、フレグラ(Phlegra)の淡い暗部と繋がっている。、
北半球には、アルカディア(Arcadia)からアマゾニス(Amazonis)にかけての砂漠地帯が拡がり暗色模様の乏しいところである。
南半球の暗帯に接しての砂漠地帯には、メムノニア(Memnonia)とゼフィリア(Zephyria)が拡がっている。
画像をクリックすると、各フィルターで撮影した全画像を見ることが出来る。
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