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火星 2020/10/07(UTC)
MM氏のコメント :
接近時の火星画像有難とうございます。興味深く拝見しています。
HK氏の7日の画像にも、朝方のオリュムプス・モンスが明班として判るので、蓼科便りに引用した画像にはマークを入れておきました。
HA氏の6日13:52UTCの画像にも、うっすらと判るように思います。
衝をはさんで、位相角(ι)の小さいとき (南氏は経験上 ι=8° 以下としています)
に、
オリュムプス・モンスの裾野の楯状台地全体が、朝方から夕方まで、太陽光の反射で明るく輝く現象で、我々は「衝効果」と呼んでいます。
今回の接近と状況の似ていた、2005年の接近(11月7日が衝)には、ヨーロッパ側で、たびたび観測されて、
色々な画像・資料が残っています。
似たような角度のデミアン・ピーチの画像を添付しました。
以下に挙げる、論攷をご参照ください。
衝をはさんで、位相角の小さいときに、該当箇所が観測できる火星面経度にあるかは、
自分の観測地が該当しているかは、なかなか難しいところで、今回はうまく捉えられたと思います。
今回の蓼科便りに取り上げた、私の1 Oct の画像にも、うっすら認められますが、まだ位相角は大きく、ι=12°でした。
- - - オリュムプス・モンスの衝効果 - - -
2009/2010 CMO『火星通信』火星觀測ノート (6)
何故オリュムプス・モンスは2010年の衝には輝かなかったか。
CMO #378
ニクス・オリュムピカについての誤解
CMO/ISMO #389
2005年11月に観測された輝くオリュムプス山への“フラッシュ”バック
CMO/ISMO #397
CMO/ISMO #397日本語訳
CMO/ISMO #397英文