火星 2020/10/29 (UTC)
この日は夕方は快晴だったが、19:00JST頃には雲が出てきた。撮影時間には晴れ間もあるが、雲間の撮影となる。
シーイングは4/10。透明度は3-4/5。2回目の後には、雲が張り出してきたために続けて3回目を撮影する。
北極雲の朝方のマークを付けてある特に明るく見える明班の確認のためである。
前回とは間隔が空いての撮影で、火星面はマレ・キムメリウム(M.Cimmeriu)が中央に見えて、朝方にマレ・チュレッナム(M Tyrrhenam)
が見えている。夕方にはマレ・シレナム(M.Sirenum)が隠れていこうとしている。北半球にはエリュシウム(Elysium)の明るさが判る。
エリュシウムの北には北極雲が明るく、朝方には明班が明るくあり、モニター上でもB光画像では確認が出来た。
マレ・キムメリウムからはゲール(Gale)クレーターへの飛び出しが細く写っている。北半球の朝縁には陰りがあり凹んでいるように見えていた。
南半球には、エリダニア(Eridania)、エレクトリス(Electris)などの大陸が明帯で連なり、その南にはマレ・クロニウム(M Chronium)の暗部。
画像をクリックすると、各フィルターで撮影した全画像を見ることが出来る。
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