火星 2020/10/31 (UTC)
この日は快晴で風なく穏やか、満月が明るい。シ-イングは7-8/10、透明度3-4/5と良好。
40分インターバルで3回の撮影が出来た。
火星像は前回とあまり変わらず、南半球の夕縁近くには、マレ・シレーナム(M.Sirenum)が見えていて、マレ・キムメリウム
(M.Cimmeriu)に続く暗帯となり、朝方にはヘスペリア(Hesperia)の明帯を挟んで、マレ・チュレッナム(M Tyrrhenam)が見えている。
朝縁からはヘッラス(Hellas)が入ってきているが明るくは見えていない。朝靄が伸び込んでいるのがB2画像で判る。
マレ・キムメリウムからはゲール(Gale)クレーターへの飛び出しが細く写っている。モニター上でも確認が出来た。
アウソニア(Ausonia)・エリダニア(Eridania)・エレクトリス(Electris)などの大陸が明帯で連なっている。
その南には赤みを帯びたマレ・クロニウム(M Chronium)の暗部があり、南極にかけても、赤味が拡がっている。
北半球の砂漠地帯には、淡いフレグラ(Phlegra)とケルベルス(Cerberus)に囲まれて、エリュシウム(Elysium)の明るさが判る。
北縁には北極雲の青味が感じられる。
画像をクリックすると、各フィルターで撮影した全画像を見ることが出来る。
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