火星 2020/11/14 (UTC)
黄雲発生三日目となり、この日も前日と同じ時刻からの撮影とした。この日は快晴が続いて40分インターバルでの撮影が6回できた。
シーイングも落ち着いていて、前日と同じωでの撮影が出来た。黄雲部が中央にある画像を並べて比較してみた。
黄雲域は灰色と白色に示した領域で、前日と違う部分は薄い黄色にしてある。
南側に発展があり、淡い明るさがアルギュレ(Argyre)方向に拡がっている。
そこから細い分枝が左に伸びて、マルガリティフェル・シヌス(Margaritifer S)の南にまで達している。
クリュセ(Chryse)から東側にも進展が見られる。西のクサンテ(Xanthe)側にも明るさがあり、
ガンゲス(ganges)を挟んで、その西側の明るさは、アウロラエ・シヌス(Aurorae S)からニロケラス(Nilokeras)にまで達している。
目立つ明るさは、先日同様にマリネリス渓谷の地形に沿って、チトニウス・ラクス(Tithonius L)の手前まで伸び込んでいる。
大きな画像には、同日のKumamori氏とIshibashi氏の画像を引用して、黄雲域の詳しい状況を示している。
他には、朝方にあった北極雲の明るい部分が、自転と共に左側に移動していく様子がわかる。
B2画像で、南極域に近い朝方が暗いところは、RGB画像では赤黒く見えるところにあたる。
画像をクリックすると、各フィルターで撮影した全画像を見ることが出来る。
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