火星 2022/09/26 (UTC)

 

 

by M.Murakami

八月から九月にかけては、天候不順でなかなか撮影の機会がありませんでした。
九月23日には、沖縄の観測仲間から連絡があり、ダストイベントが起きたようだとのことでした。
26日になって当地でも晴天となり、発生から四日目の様子を捉えることが出来ました。
視直径は11秒角になっていて、暗色模様も細部がやや判断できるようになっています。

この日は、風は無く穏やかな天気となり、シーイングも 5-7/10と悪くなく、
デウカリオン(Deucalionis Regio)付近に、新たに発生したダストの明るいコアが捉えられています。
他にも、アラム(Aram)、クリュセ(Chryse)、アルギュレ(Argyre)が明るく、ダストが残っています。
エオス(Eos)にもまだダストが残っているのが判ります。前日とは少し様子が変わっています。


画像をクリックすると、各フィルターで撮影した全画像を見ることが出来ます。