レグルス食 2017/11/11(UTC)

作者名:
H.Asai

 

11月11日の深夜にレグルス(α Leo)が月に隠される食があり、

自宅では月の出が遅いため潜入は見られませんでしたが、 出現は見られました。

東京の予報時刻の12日0時33分8秒から少し遅れて自宅のベランダから 月出直後に見え始め、

その後、4分間は雲に阻まれましたが、継続して見ることができました。

30秒おきのフレームを比較明合成を行った画像を参照ください。(画像1)

ただし、この画像は、一眼レフのデジカメのミラーショックにより、

月やレグルスがダブって写っており、見にくい点はご容赦願います。

画像1

今まで、このミラーショックの影響が出る露出時間での撮影をしなかったので、顕在化しなかったのですが、

ミラー付き一眼レフで撮影するときは注意しないといけないことがわかりました。

このミラーショックの時間は、 Canon EOS5D MarkIIやEOS60Dでは約1/40秒と思われるので、

これより遅いシャッタースピードでは 影響が出ます。

但し、1秒以上の露出では、星像が大きくなるため、影響は消されてしまいます。

今回の露出時間は1/20秒のため生じました。PCでEOSのUtilityのタイマーで撮影すると、

ミラーが撮影の度に上がり、ミラーショックが起こります。

これを防ぐには、ミラーアップして撮影すれば、回避できます。

画像2

EOSでは、ライブビュー撮影を行うと常にミラーアップの状態ですので、ミラーショックは起こりません。

その後、同じ1/20秒でライブビューで撮影した画像を参照ください。(画像2)

ただし、この場合にUtilityのタイマー機能は使用できません。