小惑星Lidaksum(3812)画像 2020/12/14 (UTC)

by U. Fuioka at TYO

おうし座のNGC1589撮影中に近傍にいる小惑星Lidaksumです。延べ55分間の撮影で、小惑星が線状に写っています。

HA氏のコメント:

小惑星Lidaksumの移動量は1時間に、赤経方向に-30"、赤緯方向に+7"ですので、撮影時間では、赤経方向に48"、赤緯方向に+11"となります。画像は長時間撮影なので、このように移動量の激しい小惑星が線状になるのですね。私の場合、5分撮影なので、ほとんど点となります。

JPLのサイトで調べると、1965年1月に中国の南京にある、有名な紫金山天文台で発見されたそうです。この小惑星は直径33.6km、自転周期は8時間、公転周期は5.7年です。撮影時、明るさは16.2等です。12月5日に衝を迎えて撮影時は地球との距離が2.2auでした。