Copyright 2014-2022 一星会 (Isseikai)
太陽スペクトルカラー写真
- 作者名
- U. Fujioka
作成した分光器の波長域がどのくらいか画角の大きなカメラで撮影して調べてみました。
使用したのはカラーカメラのASI 294McProです。
CCDサイズが19.1x13mmですので、観測に使っているASI178MM(7.4x5mm)より2倍以上画角が広くなります。 モノクロ(ベイヤー)画像で記録しAA7でディベイヤーしてカラー化していますが、この時RGBの比率はすべて同じ(1)にしています。
前の波長と多少重なるように回折格子の角度調整ダイヤル廻しながら12回に分けて撮影しました。 撮れた画像を切り出して吸収線が重なるよう配置しました。
・波長範囲は3600~7800Å程度でした。
短波長側はカメラの感度による制約で、長波長側は回折格子の可動範囲による制約です(カメラの感度自体はまだ余裕がありそうです)
・レンズの色収差のがあるので毎回ピントを合わせなおしました。このようにしても両サイドのピントがボケてしまいます。
・添付した画像上で1ピクセルあたりの波長は約2.2Åでした。
この画像は元画像を1/8に縮小してあります、これにカラー化による解像度減(1/2)、
ピクセルサイズ比(2.4/4.63)を計算に入れるとASI178での分解能は0.071Å/pixになり設計値の0.063A/pixとほぼ等しい値になります。