金星 2020/01/29(UTC)

 

by M.Murakami

1月下旬は、南岸に前線があり、曇天傾向が続いた。低気圧の通過後に訪れた冬型の気圧配置で久しぶりに晴天となった。
偏西風の流れは日本海に北上していて、シーイングは6/10と良い方で、視直径も15秒を超えて大きくなっている。

モニター上でのUV画像には、あまり濃淡が目立たなかったが、Wavelet処理をした画像にはやや詳しい画像が捉えられた。
少し遅い時刻で、太陽高度の低くなってきたときの方が、濃淡がはっきりしている。
金星は離角が大きくなり、赤緯も上がって、庇にけられるようになる時刻も遅くなってきている。

画像をクリックして出てくる画像では、全部の R G B IR UV 各フィルターの画像がある。
IRのテスト画像は、最近742nm画像で濃淡が捉えられた画像が発表されたためである。
私のフィルターでは、はっきりとした濃淡は認められない。