金星 2020/06/10(UTC)

 

by M.Murakami

内合過ぎての初めての撮影となる。今回の内合は太陽との離角が小さく、天候のこともあり、なかなか捉えることが出来なかった。
この日は、久しぶりの青空となって細い金星を捉えることが出来た。離角はまだ10度以下である。望遠鏡には遮光延長フードを付けている。
この日の視直径は、δ=56.6"、輝面比は、K=0.014と、内合前の最後の撮影と同様な位相だった。
今後は関東では梅雨となり、撮影のインターバルはうまく取れなくなってしまうことと思われる。

B2のフィルターは、暗青紫色のWr47Bフィルターに替えている。金星の周囲に回り込む明かるさの検出に有効と言われている。
今回もいくつか露出を替えて撮影を試みたが、金星周囲の明るさの延長は捉えられていない。位相かもう少し小さいときがチャンスだった。

画像をクリックして出てくる画像では、全部の R G B IR B2 各フィルターの画像がある。